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FXデイトレード手法|ローソク足の形と勢いだけでトレードするのはもうやめましょう!

こんにちは~しんたろうです。

 

最近めっきり寒くなりましたね~今年は大雪が降りそうな予感ですが、読者様の地元はどうですか?もう大雪で雪かきしておりますか?私が住む千葉県は温暖なので滅多なことでは大雪に遭遇しません。本当に助かっております^^ ただ今年だけは違っていてもしかすると千葉県でも大雪になりそう~しっかり準備をして冬を越せるようにしておきましょうね。

さて今回の内容はローソク足について詳しく掘り下げていこうと思っております。私の勉強会参加者もまだローソク足の勢いや形だけでエントリーの判断をしている方がいらっしゃってビシバシ指導させていただいておりますが、ローソク足の形だけでエントリーできるほど甘い世界ではありません。そのあたりをしっかり学習行きましょう~!

 

ローソク足の形ではなく、そのローソク足が出現した場所に注目する

課題に入る前に上記のチャートに注目して見てください。皆さんはこのチャートの右側がどのようになると予想しますか?何だか気になるローソク足があったりしますよね?

こちらのチャートは2017年12月14日頃のチャートでドル円4時間足チャートとなっております。おそらく殆どの方がこのローソク足に注目しているのではないでしょうか?

何だか気になるローソク足ですよね?今にも上昇しそうな起点となるローソク足に見えると思います。前日にこんなローソク足を見たら誰でも「明日が勝負だな!」「明日はかなりバク上げするのでは?」など期待に胸を高鳴らせることでしょう。ですが、ここがFXの怖いところでもあって、この形だけでエントリーをすると必ずと言っていいほど負けてしまうのです。この後の動きを確認する前に何故負けてしまうのか考えていきたいと思います。

ローソク足の動きをダウ理論に置き換えてみる

月足や週足など長期間動いたローソク足が仮に陽線だったとしましょう。陽線ということはそのローソク足の中身は少なくともアップトレンドだったということです。

ドル円週足陽線の中身を表示させてみました。白い矢印の週足陽線を4時間足で表示させてみると、このようにアップトレンドになっていることがわかります。途中までは修正波三波が出来ていてそのあとアップトレンドに転換していることがよくわかりますね~このようにローソク足にもしっかりトレンドがあって陽線陰線には必ず意味があるということです。では先ほどの注目しそうなローソク足の中身はどうなっているのでしょうか?

4時間足の中身を1時間足にしてみました。こう見ると今から上昇しそうな形に一時間足がなっていることがわかりますね~これだけ見ると今から動き出しそうで早くエントリーしないとマズイのでは?という焦りが出てきそうな場所にも見えます。ですが、それこそが大負けを食らうポイントでもあり背後から聞こえる焦りの声が悪魔の囁きになる瞬間でもあるのです。

このローソク足の箇所を波として考えてみましょう。ローソク足の形だけでエントリーを考えている人は上記のような波を考えないでエントリーをしている方だと思われます。

アップトレンドとなるためにはある注目する高値を超えてくる必要があるのですが、その注目する高値を超える前にローソク足の形だけでエントリーをしている傾向にあるみたいです。

誰でもアップトレンド、ダウントレンドの定義は理解していれば説明できると思うのですが、それが頭のなかに入っていても、未だにローソク足の形や勢いだけでエントリーをしている方が跡を絶ちません。

なのでこの場合、もしどうしても買いたいのであればせめて1つ手前のローソク足を負かしてからでもエントリーは遅くはないので、しっかり待つことが肝心といえます。

ローソク足が出現した箇所にも意味がある

それでも気になる!という方はやはり相場環境認識が甘いとしか言いようがありません。というのもローソク足の形や勢いに注目をしている方は相場全体の動きやエリオット波動論でいうところの第何波目に自分がいるのか理解していない方が殆どだと思います。

先ほどのチャートに簡単ですが波を引いてみました。読者様にはどのように見えますか?先ほど注目していたローソク足が何故出現したのか?左側を確認するとよく分かると思います。

どこかの安値付近に近づいて反応しているように見えませんか?これだけでトレンドが転換する!これから上昇トレンドになる!という判断は危険極まりない行為だと言えます。私達は相場の予想をしてお金を稼いでいるわけではなくあくまでもPIPS(値幅)を利用して証拠金を増やしているだけです。なので金儲けが目的であって相場の頭と尻尾をどうしても取りたいというわけではありません。

勉強会でも「判断が早すぎる!」と言われる参加者もたくさんいらっしゃいますが、殆どの方が波の理解に乏しくトレンドが切り替わる前に勝手に判断をし負けトレードを量産しているのが現実です。

なので気になるローソク足があったら必ずチャートの左側に注目し、落ち着いて波を引いてみてください。ローソク足の形や勢いだけで勝てるほど甘い世界ではありませんよ。相場の参加者はチャートの高値安値にしか注目をしておらず、小さな波の高値安値には目もくれません。高値安値を更新するのかどうかだけに全精力を注いでいると言っていいほど神経を研ぎ澄ませしっかりチェックを行っております。なのでそんな神々がいる相場で私達が勝手に判断し、まだ動いても居ないチャートに対して答えを持てるほど偉くも何ともないということを自覚して置かなければなりません。

私達の力ではチャートを作り出せません

落ち着いてよ~く考えてみてください。私達の力を総動員してもローソク足のヒゲすら作り出せないのが現実で世界中の一般投資家の総資産よりもチャートを動かせる本の一握りの神々の資産のほうが何倍も多いのがこの世の仕組みであって現実でもあります。そんな私達が神々の世界に勝手にお邪魔してあれこれ議論するのは最初からおかしい話であって、ましてや勝手に相場を判断し勝手な判断でエントリーをしているなんて神々からすれば「いいカモが来た~♪」としか思われないでしょうね笑 なので私達は神々の動きに注目し神々が判断するならば「あなたに付いていきます~!!」という下僕精神を貫く必要があるのです。

エリオット波動論を学習すると第一波はどうやっても取ることが出来ないと理解できると思います。「本当は出来るのでは?」と考えているのであればまだまだ波の理解、エリオット波動論の学習が甘いことがよくわかります。本当勝っているトレーダーは第三波しか狙いませんし、修正波の中でトレードしてみようなんて考えもしません。私も修正波の中でトレードしているところがありますが、やはり怖すぎますので積極的にトレードすることはありません。

それでもトレードしてしまうということは相場の見方が間違っているのか?それとも相場を見ようとしないのか?確認するのが面倒くさいのか?いずれにしてもよくない傾向だと思います。(私も気をつけます)

勝てる時は相場の見方がよく分かっていて自分が今から何をするのかしっかり分かっている時だと思います。とっさの判断ができるほど自分はうまいトレーダーではありませんし、反射神経もいいほうではありません^^; なので自分のトレードは滅茶苦茶下手くそ!最悪だ!と認めてしまいましょう。認めてから「ではどうやって下手くそなりにトレードするのか?」ということをとことん突き詰めてみましょう。そこから本当の学習が始まるのです。

ドル円注目のローソク足のその後

さて読者様が気になっているドル円のその後を確認してみましょう。

注目するローソク足が出現したものの何だかやりきれずに下落しております。しかし経済発表などで再び上昇し、しっかりとした大陽線を作ってくれておりますね。ということはこのような心理状態だったと言えるのではないでしょうか?

「買いたい!と思ったけど下落してきたぞ。もしかするとダマしか?」

「下落してきたってことは売りなんじゃないのか?とりあえず売っておくか」

「左側にある安値をブレイクしてくるのか?もしかして大下落の予兆?」

「今から売らないと間に合わないかも。売っておくか」

など何一つとして根拠の無い答えが頭の中を飛び交っていたと思います。しかしそんな期待と希望を全てぶち壊すかのように大陽線が出現するのですが、どうしても我慢できない方は変な損切りなどで大切な資産の一部を削ったことでしょう。読者様はどうでしたか?もし負けているのであれば、しっかりローソク足のトレンドも理解して相場に臨みましょうね。

まとめ

ローソク足の話を今回は掘り下げてみましたがいかがだったでしょうか?ローソク足ほど相場において一番早いシグナルはなく、ローソク足を理解しないでチャート分析なんてありえないというのがしんたろうのFX勉強会の考え方でもあります。もっと広い視野で相場をチェックし、目の前にあるローソク足が一体何を意味しているのか?冷静になって考えてみましょう。

トレードして負けてから気がつくようでは全くと言っていいほど意味がありませんし、それでは投資ではなくただの博打になってしまいます。トレードはこれでもか~!!!!!!というほど納得ができるまで相場環境認識を行って上で行うものであって、ローソク足の形や勢いだけでエントリー出来るほど甘いものではありません。もし今年とことん負けている方がいらっしゃるのであれば、今一度冷静になって波引きから始めてみてください。

それではここまでお読み頂き誠にありがとうございました。今年もあと少しですがしんたろうのFX勉強会、もっともっと頑張っていきますので応援の程よろしくお願い致します。ではまた~

 

 

 


応援ありがとうございます。

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