しんたろうのFX勉強会

水平線

FX水平線|大きなローソク足の始値に水平線を引こう!


応援ありがとうございます。

こんにちは~しんたろうです。

 

しんたろうのFX勉強会では、いろいろな箇所に水平線を引くのですが、それぞれに意味があって重要な情報が隠されているのでとても大切なツールの1つになっております。

その情報を使ってトレードの判断を行っていくのですが、しんたろうの一番のおすすめは大きなローソク足の始値に引く水平線です。今回は誰でも簡単に判断できる始値に引く水平線について学習して行きましょう。

 

何故、ローソク足の始値に水平線を引くのか?

ローソク足自体にもいろいろな情報が含まれており、その値幅や出現した箇所にも様々な意味を含んでおりローソク足を理解しないでトレードの判断をするのは大変危険な行為だと言えると思います。

特にチャート上で一番大きなローソク足や波の中に含まれている大きなローソク足にはとても重要な意味を含んでおり、その高値や安値、始値を理解したほうがいい結果を残しやすいとも言えると思います。

ローソク足は人気投票の結果

そもそもローソク足が何故伸びたり縮んだりしているのか、根本的なことを考えていきましょう。それはとても簡単な話でそのレートで買ったり売ったりしているからですよね。もちろん利食いや損切りなど様々な要因はあると思いますが、極論から言うと買うか売るかしかありません。

そうなると大きくなるローソク足はとても人気が高かったレートで売買が成立した証拠ということになります。ということはローソク足のヒゲや始値付近は、その売買を開始したスタート地点だということがわかるのです。そうなると一般投資家などの第三者グループとしては、その売買スタートポイントに接近してきたらどう考えると思いますか?

「ポイントに近づいて来たぞー!また同じような動きになるかな?」

こう考えてもおかしくはないと思うのです。実際のチャートで確認していきましょう。

こちらのチャートは2017年12月上旬頃のEURAUD4時間足チャートです。注目する箇所は赤矢印です。画像だとわかりにくいかもしれませんが102PIPSの大陰線が出現しております。この大陰線はチャート全体的に見ても結構な大きさを誇っておりますので、かなり目立ったローソク足だと言えます。

ある程度、動いてから買いのグループが動いてくるのですが、始値の水平線を引いたあたりでモミモミと混み合っているのがわかりますね。これは明らかに陰線始値を意識した動きとなっており陰線始値がとても強い勢力を誇っているのが見て取れます。

意識されたレートを抜けるとどうなる?

さてEURAUD4時間足のその後を確認してみましょう。

青い水平線で抵抗されてからかなり下落したのがわかりますね。もしこの水平線が抵抗されたにも関わらず超えてきたらどうなるでしょうか?

こちらのチャートは2017年12月上旬のUSDCAD4時間足チャートです。赤矢印の大陰線の始値に水平線を引くと買いのグループは、やはり水平線付近でモミモミし始めました。しかし今回は水平線をブレイクした陽線があります。この場合、普通に考えると注目していた始値を壊してきたのですから、買いのグループが勝った!上昇するのでは?と思いますよね。さてどうなるでしょうか~?

ブレイクしたのにいきなり下落しましたね。あれ?本当はまだ売りのグループがいたのかな?それとも何か間違っていたのかな?そう考えると思いますが、ここが水平線の難しい箇所なのです。

水平線が水平線として機能しない?

先ほどのUSDCAD4時間足チャートは水平線を抜けたにも関わらず下落し、再び上昇しました。どうしてこうなったのでしょうか?

相場の参加者が4時間足チャートを見ていない?

まず現在確認しているチャートは4時間足チャートです。しかし4時間足チャートに表示されている大陰線のグループがその相場の主役とは限りません。色々な時間軸を注目しているグループはたくさんおりますのでまずは先ほどの4時間足チャートに日足チャートを重ねて確認してみましょう。

4時間足チャートの背景に日足チャートを重ねてみました。ピンクと紺のローソク足が日足チャートになります。このように見てみるとまるで日足チャートを意識して相場が動いているように見えませんか?日足の大きなローソク足の高値安値や始値を意識してローソク足が作られていることは想像できると思います。

このように4時間足チャートだけではなく日足や長期足など様々な時間軸を確認し注目するレートを探ることはかなり重要なスキルとなり、もし4時間足チャートだけで判断し間違ったトレードを行っていたとすると本当にゾットする怖い思いがすると思います。間違っても水平線を抜けた陽線で買いの判断なんて出したくないですよね^^;

売りのグループもいれば買いのグループもいる

先ほどのチャートをしっかり確認してみましょう。左側に大陰線が出ておりますが、チャートの下部のほうで大陽線も出ております。

赤い水平線は大陽線の始値に引いたのですが、下落してきた際、届かずに再び上昇しております。ということは上下に巨大なローソク足があって挟まれている状態だといえますし、4時間足チャートでは大陽線の方が強そうにも見えますね。

日足のネック付近の水平線も併せて考えていただくと上昇する理由はたくさんあったように見えますが、これではどちらのトレンドが強いのかわかりませんよね?このようにトレンドに対して順張りであればあるのど一方通行しか見えなくなってくると思いますが、相場には二つの巨大な勢力が毎日戦争を起こしていると考えればどちらのグループがいつ爆発するのかわからない状況で私たちは金を稼いでいることになるのです。とっても怖いですね~汗

まとめ

水平線を引く際に大切なことは「どこのレートが今、注目されているのか?」をいち早く知ることにあると思います。

それは相場のゴールとかではなく、どこに相場の巨人が隠れているのか?ということを知ることにつながり、それがローソク足につながっていくと思っております。

  • 注目するレート
  • 買いと売りのグループ
  • 相場が注目している時間軸
  • 大きなローソク足

これらの情報を細かく確認していくだけでも、何故このようなレートで反応しているんだろう?という疑問はある程度解決できるのではないでしょうか。それがいち早くわかれば、対応策を練る時間は充分にできると思います。まずはエントリーする前に細かく相場環境認識を行う癖をつけるようにしていきましょう。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。ではまた~

 


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