水平線

FX 水平線|経済発表と水平線の関係とは?

こんにちは~しんたろうです。

 

しんたろうのFX勉強会では13の鉄の掟と言うものがあり勉強会に参加される生徒さんには厳しく守るように日々言い聞かせております。

その中で特に重要なのが「経済発表や要人発言後の動きでトレードしない」という一文です。

何故、エントリーしてはいけないのでしょうか?もちろん大暴れする可能性があるのはわかりますがそれ以外に理由はあるのでしょうか?

今回は水平線と一緒に説明していきますね。

 

経済発表は物差しでしかない

経済発表というとGDP発表や政策金利、要人発言に雇用統計、失業率と言い出せばキリがないほどにあります。

勉強会に参加される方にお話を聞くと重要な経済発表時にエントリーしたことがある方が結構いらっしゃるようで即死したり、大きく勝てたりしている人もいらっしゃるようです。

私の勉強会では経済発表時にエントリーしたら破門!!

これが鉄の掟に入っておりますので絶対エントリーしないはずなのですが、それでもルールを守らず今まで破門された方は3人ほどいらっしゃいます。

もちろん3人は大負けを食らってこの勉強会を去っていただきましたが、皆様は何故エントリーしたら駄目なのか説明できますか?

博打になってはいけない

まず一つ挙げられるのが「丁半博打」になっていることですね。

上か下かという目線で相場を見始めたら最後、それは投資ではなく博打です。

今まで波を引き、エリオット波動で現在地を確認し水平線やゾーンを引いて相場環境認識を行ってきたにも関わらず、天狗になり「こういうところでもちょっと儲けさせてもらおう」などと考えだしたら最後、地獄を見るのは明らかです。

相場が動く言い訳でしかない

経験したことがある方ならわかると思いますが、経済発表で好発表を行ったにも関わらず相場が動かなかったり、あまり大したことがない発表なのに大きく動いたりする経験があると思います。

私の勉強会では「経済発表は物差しでしかない」と説いておりますが、それ以前に経済発表の結果で相場のトレンドが変わることはあまりないということです。

というのも相場の結果を見てトレードの判断をすることは絶対に不可能ですし、もっと大きな力によって相場は動いていると言っても過言ではありません。

なので経済発表で相場が動くときは「いい判断材料」や「動く言い訳」を必要としているときで、たまたま高値安値をあたりで発表という言い訳があったから動いたに過ぎないということです。

注目するポイントが見えていない

そしてここからが重要な事ですが、経済発表でエントリーしてはいけないわけは、注目するポイントが見えていない、もしくは博打になっていて欲が先行しているために見えていないということが挙げられます。

例えばこのようなチャートがあったとします。

矢印のあたりに自分がいたとしましょう。

右側は全く見えない状態で次のローソク足で重要な経済発表があるとすると、経済発表でエントリーしたい!!と考えている方ならどう見えているでしょうか?

頭の中は上に行くのか下に行くのかしか考えておりませんので、おそらく40PIPSの陽線を見た瞬間に「経済発表前に陽線になったということは爆上げ??」なんて考えているかもしれません。

これが一番危険な行為なのです。このピンクの四角で囲った部分は左側の47PIPS陰線の始値あたりをどうも意識しているようです。

ということは経済発表があった際に今まで意識された箇所は経済発表でも相当意識されますので、その注目するポイントを壊すのか守るのかで意味が変わってきます。

経済発表はその注目するポイントをどうするのか?を判断させる材料でしかないのです。このあたりのポイントはシンプルトレード⑦でも詳しく解説しておりますので是非ご覧になってください。

 

経済発表後、いつになったらエントリーしていいの?

これもよく頂く質問ですが、経済発表があった4時間足は控えたほうがいいと思います。

例えばアメリカの失業率の発表が21:30にあったとすれば、夏時間の場合、次の4時間足が始まるのが22:00からとなりますので、22:00のローソク足からはエントリーしても問題ないと判断します。

私の勉強会では経済発表カレンダー星2以上の経済発表を控えるようにトレードを行っておりますので皆様も是非ご自分の経済発表カレンダーで確認した後、トレードを行ってくださいね。

あともう一つ多い質問があるんですけど、例えばユーロの取引を行っていてもドルの経済発表は意識した方がいいのか?という質問を多く頂きます。

答えは「はい!当たり前です」

ドルは基軸通貨なのでどの通貨ペアにも影響を及ぼします。それはドルにかかわらず星2以上の経済発表では全てに対して言えることなので、注目度が上がっている経済発表ではエントリーを控えたほうがいいということです。

以前、スイスフランショックの際に証券会社が一つ吹っ飛び、日本でも電車に飛び込み人生を終わらせ人がたくさん出たことを忘れてはいけません。

 

注目するポイントには水平線をしっかり引いておこう

とは言ったものの経済発表は今後の相場の動きを占う重要な指標であるのと同時に注目する水平線に対してどうアプローチするのか判断してくれる重要な武器でもあります。

それも重要な経済発表であればあるほど、注目する水平線に対するアプローチが見えてくるのです。

そのためには水平線をしっかり引いておくことが重要な作業ですので、トレードする前にどこを相場が注目するのか分かる範囲で引いておくことが肝心です。

どこに引けばいいのかわからん!!という方はシンプルトレード⑦で詳しく解説しておりますので、ご覧になってくださいね。

ちなみに2017年05月05日に4月の失業率の発表があったときのチャートが下のチャートになります。

矢印のローソク足で発表があったのですが、事前に水平線を引くとしたらどこに引くか考えてみてくださいね。

 

まとめ

今回の経済発表と水平線の関係はいかがだったでしょうか?

皆様からよく頂く内容として「出来上がったチャートなら何とでも言える」とか「全部後付じゃん!」なんて意見をよくいただきます。

しかし完成したチャートでもわからないとなると意味は変わってきます。出来上がったチャートで水平線が引けていないのなら、相当危ないトレードを行っていると思われますので、今一度気を引き締めてトレードを行ってください。

FXは投資であり博打ではなく、ましてや誰かと競って勝敗を決める勝負でもありません。自分がFXを使ってこれからどうするのかは自分自身で決めることです。なので経済発表でエントリーするような間抜けには絶対にならないでくださいね。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~

 


応援ありがとうございます。

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