FX初心者 FXの基本

【解説動画付き】FX初心者向け|落ちてくるナイフを素手で掴んではいけません


応援ありがとうございます。

 

こんにちは~しんたろうです。

今回はちょっと変わったタイトルから始まります。

FXとナイフ・・・どういう関係?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは投資世界では有名な格言です。

そして今回の記事を最後まで読んで頂くと、ナイフの意味がよくわかってくるはずですので是非短い間ですがお付き合いください。

この記事はこんな方におすすめ

  • エントリーすると逆へ動いてしまう方
  • 勝ったり負けたりを繰り返してしまう方
  • どうでも良い箇所でエントリーしてしまう方
  • ポジポジ病が治らない方

落ちてくるナイフを素手で掴むとどうなるのか考えてみましょう

2021年11月19日頃 GBPJPY1時間足チャート

今回のテーマは「落ちてくるナイフ」ということですが、FXにおいて落ちてくるナイフがチャートのどこに当たるか皆様にはお分かりになるでしょうか?

 

・・・・・あの急落しているあたりがナイフかな?

 

勘がいい方ならそう思うことでしょう。

その通りです。上記チャートでは急激に下落している部分がちょうどナイフに当たります。

というよりもトレンドに対して逆へ動く波やローソク足は全てナイフであると言えると私は考えております。

 

???どういうこと???と思うかもしれませんが、今から解説していきます。

トレンドと逆へ動くときは危険でありチャンスである

まずナイフを理解するためにはトレンドを理解する必要があります。皆様は何故トレンドが発生するか分かりますか?

日夜チャートが動き、私達の生活が為替の価格によって決まってくる・・・冷静に考えてみればものすごい世界に住んでいるんだなと思うのですが、その価格を決めているのは一体誰でしょうか。

複雑に見えるチャート動きにも全て意味があり、そこには売買する参加者すべての意志が関わっているのです。

 

要するに買う人と売る人がいて初めてトレンドは成立するのです。

極端な話ですがスーパーで買い物するときも車に乗るときも仕事をするときも皆様は何気なく「トレード」をしていてトレンドを作っているということに繋がります。

需要と供給とでもいいうのでしょうか。必ずチャートのような動きをするときは相手側がいて成立するのです。

 

では買う人と売る人がいると何故トレンドが発生するのでしょうか。

それは買う人と売る人のバランスが崩れることによってトレンドが発生します。

簡単に言うと例えばアップトレンドの際、買う側に人気が集まればアップトレンドとなるのです。

例えば上記チャートをご覧になってください。買う側と売る側に単純線を描いてみました。

買う側のほうが値幅が大きいことが分かります。でもそれは売る側の値幅が分かって初めて買う側が強いということが分かるのです。

ということはこのどちらが強いのかはっきり分かるまで私達はトレンドを知ることは出来ないということになります。

逆に言えばこの動きが分かってからトレンドを形成し始めるとも言えるのです。

落ちてくるナイフを拾う方法はあるのか?

トレンドを知るには自分が思う方向とは逆動く波やローソク足を知ればトレンドを知ることが出来ると分かりましたが、ではどうやって反対側の勢力が弱いということを知ればいいのでしょうか?

そのためには反対勢力を負かせるだけの主役的な存在を知るか、反対勢力が弱まるのを知ってからトレード開始するしかありません。

要するに反対勢力がまだ活発に動いているときはどうやっても弱いのか強いのか知ることが出来ないということになります。

先程と同様に買う側と売る側に単純線を引いてみましたが、今まで買う側が強かったことでアップトレンドを形成していたトレンドもいつか勢力が弱まり売り側に負けてしまった場面です。

もし売る側がまだ弱いと思って安易に下落してきた時に「このあたりが底だろう」と勘違いしまだ動いているチャートに対して勝手に判断しトレードとしたとしたら結果はどうなっていたでしょうか。

皆様が想像する結果が私には手にとるように分かりますが、おそらく負けていたことでしょう。ではどうやったら下落がストップした、または継続すると判断できるのでしょうか。

そのためには小さい波のトレンドを知ることと勘だけに頼ったトレードから一刻も早く脱却することが肝心だと私は考えております。

例えば先程のアップトレンドの起点にあった波ですが、売る側を更に分解して波を分析すると赤い波のように修正波a-b-c波を形成していることが分かります。

そこから青い波(起点にあるローソク足)が登場し、修正波の終わりを告げました。ここから相場の参加者は判断しアップトレンドを形成することに至ったというわけです。

ということはこの一連の動きを確認した後からトレードを開始できれば怪我をせずにトレードを開始できるということになります。

では先程の買い側が破れた相場ではどのように見えていたのでしょうか。

上記チャートを確認してみてください。もし赤矢印付近で安易に底買いしたとしたら一回目のトレードは成功したとしても二回目のトレードではおそらく損切りされてしまい負けてしまったことでしょう。

それもそのはずで、先程のアップトレンドの起点にあった波とは違い、小さい波の中の修正波が終わったことも確認しないままトレード判断をしてしまったため今回のような負けを食らってしまったと考えられます。

ということはこの買う側が負けた相場でもしっかり波が終わりを告げ新しい波の登場を確認しなければ私達一般投資家はトレンドがこれから始まることもわからないということになるのです。

落ちきったナイフは怪我をしない

さてここまでお読みいただければタイトルの意味が少しだけ分かっていただけたのではないでしょうか。

どうしたら落ちてくるナイフを怪我をせずに拾うことが出来るのか・・・それはナイフが地面に落ちて動かなくなるまで拾わないことです。そして動きを止めたナイフであれば素手で触っても怪我をすることは決してありません。

相場も一緒です。ものすごく急落している波をどうして拾うことが出来るでしょうか。そんなことをすれば怪我だけでは済まないことでしょう。

2007年~2012年リーマンショックによりUSDJPYが市場最安値まで下落

上記チャートはUSDJPY月足チャートです。記憶に新しいチャートですが、市場最安値を付けたことでも有名になった大下落ですが、この時安易に底買したものが儚く散っていく様をいろいろなところで目にしました。

「ドル円は100円突破しないだろう」

「いやいや90円は固いのでは?」

「ここが底でここから120円を目指すはず」

このような憶測が飛び交っており、いろいろな方がここが底だ!!といって飛び込んではトレンドがまだ終わっていない箇所でポジションを持ちあり得ない含み損を抱えておりました。

有名投資家も5000万円損したとかブログで投稿していたほどなのでいろいろな方が損したと思います。

でもこのチャートも改めて見ていただければ、ダウントレンド真っ最中であり市場最安値までどこの高値も切り上げておらずトレンドの終焉を迎えていないことは明白です。

落ち着いて考えてみればこれが落ちてくるナイフだったわけですから、この記事をお読みになった方は明日このような動きが出てきても慌てること無く対処できるはずです←(多分^^;)

なので動いている最中のローソク足や波に対して何かを考えるのではなく止まったチャートで判断しないと全てが狂ってきます。

まずは波を引きトレンドを知ってトレンドの起点となる存在に耳を傾けてください。間違っても頭を取りたいなどと考えてはいけません。

まとめ

急落する波やローソク足はもし同じ方向でトレードしていたら間違いなくボロ儲けが出来る相場であり惚れ込んでしまうような思いができるチャートの一部だと思いますが、反対側のポジションを保有していたものからすると恐怖でしかありません。

なのでまずはそういった箇所でトレードするのではなく、いつものように動いている通常モードのチャートでトレードし、コツコツ積み上げてみてください。

そして相場には2つの巨大なグループが日夜戦っていて私達一般投資家はその巨大なグループからのおこぼれをもらっているに過ぎないことを常に考えて行動しなくてはいけないのです。

この当たり前すぎることを忘れてしまうと面白いほど負けられますので自殺願望がないのであればトレンドを知ってからトレードすることを強くおすすめさせていただきます。

明日からどっちが強いのか確認されてからトレードをされてみてくださいね。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

 

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